「国防ってなんだ」に同感!!!

いつか起こるとわかっている地震が真冬に起きた時、高齢者が布団で寝られない富裕国ってなんだ。1機100億円のオスプレイやトマホークを爆買いし、米国産兵器の在庫整理に貢献するお金はあるのに、災害時に国民の尊厳を守る避難所の整備や移動手段の事前確保にお金をかけない人権国家ってなんだ。寒さから被災者を守れない国防って一体、なんだ。


東京新聞の「本音のコラム」欄は、週単位で曜日ごとに替わる7人の執筆者が、自身の考えや意見を率直に忌憚なくぶっつけて書くので読み応えがある。
目から鱗が落ちたり、留飲を下げさせてもらうこともよくあるので、毎日欠かさず読んでいる。

で、先日の師岡カリーマさんのコラム「国防ってなんだ」を読んで、心が動かされ激しく同意した。
エジプト系(父エジプト人・母日本人・本人は日本国籍取得)の方だが、国際情勢も視野の広い見方が出来、日本の現状も細やかに鋭く分析の出来る人のようだ。


2024.1.20
東京新聞「本音のコラム」
国防ってなんだ
師岡カリーマ

本紙14日の朝刊は、読んでいて胸が苦しくなる見出しの連続だった。その一つが「布団で寝かせてやりたかった」。津波を逃れた86歳の男性が避難先の寒い体育館で体調を悪化させ、亡くなった。「災害関連死の疑い」。 遺族の言葉に涙が出た。

いつか起こるとわかっている地震が真冬に起きた時、高齢者が布団で寝られない富裕国ってなんだ。1機100億円のオスプレイやトマホークを爆買いし、米国産兵器の在庫整理に貢献するお金はあるのに、災害時に国民の尊厳を守る避難所の整備や移動手段の事前確保にお金をかけない人権国家ってなんだ。寒さから被災者を守れない国防って一体、なんだ。

日本は、掘れば儲かる資源立国ではない。国民が必死に働いて豊かになった国だ。その富は、もっと人を大事にするために使われるべきだ。戦後の混乱に耐え抜いて高度成長期を支えた高齢者には恩がある。その恩に、こんな裏切りで報いる政治が振りかざす愛国心ってなんだ。

被災地の自治体は極限状態で最善を尽くしていることだろう。民間の救援活動も称賛に値する。そんな時に自民党は、醜聞にまみれた派閥をどうするか議論している。せめて明らかになった裏金と同額 (倍でもいい)のお金を、大物議員の私財からでいいので被災地に寄付しては?
信頼回復は無理でも、少しは国民の役に立つ。(文筆家)


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年が改まってすぐに起きた能登の地震・津波被害で、被災された方々のことを思うと心を痛めている人も多いはずだ。
だが、これまでの政府や当該自治体の被災地・被災者に対する対応ぶりは、いったいどうしたというのだろうか。
東日本大震災や熊本地震など過去の災害から何も学んでいないかのような後手後手の対応ぶりに怒りが湧いてくる思いだ。


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